セブ島留学の失敗談|社会人が2か月の留学で夜遊びにハマった結果

「セブ島に留学すれば、英語漬けの生活ができる」

そう考えてセブ島留学を決める社会人は少なくありません。

しかし、実際にセブ島へ来てみると、学校の外にはバー、クラブ、KTVなどさまざまな誘惑があります。

今回話を聞いたAさんも、英語力を伸ばすために2か月間のセブ島留学を決めた一人です。

留学前のTOEICは580点。

2か月後には800点を取得することを目標にしていました。

ところが、ブラック企業を退職してセブ島へ到着したAさんを待っていたのは、想像していた「英語漬けの生活」とは少し違うものでした。

仕事から解放された反動もあり、次第に夜遊びが増え、多いときには週4回KTV(フィリピンパブ)へ通う生活になったといいます。

それでも授業は一度も休まず、帰国時のTOEICは780点。

200点伸びたにもかかわらず、Aさん本人はこの留学を「失敗だった」と振り返ります。

なぜなのでしょうか。

本記事では、実際に2か月間のセブ島留学を経験したAさんに直接取材し、夜遊び中心の生活になってしまった経緯と、留学を終えて感じた後悔について聞きました。

セブ島留学で失敗したAさんに直接インタビュー

ブラック企業を辞めてセブ島留学を決めた理由

――まず、なぜセブ島留学をしようと思ったのでしょうか?

Aさん:

前職がいわゆるブラック企業で、かなり疲れていました。

残業も多くて、「このまま働き続けるのは嫌だな」と思っていたんです。

それで仕事を辞めることを決めました。

せっかく会社を辞めるなら、少し環境を変えて、自分のためになることをしたいと思いました。

以前から英語には興味があったので、「だったら海外留学してみよう」と考えました。

その中でもセブ島は欧米留学と比較すると費用を抑えられますし、マンツーマン授業が多いと聞いたので選びました。

留学前のTOEICは580点くらいでした。

2か月しっかり勉強して、800点まで上げて帰国するつもりでした。

セブ島に着いて感じたのは「勉強しよう」より解放感だった

――実際にセブ島へ到着してどうでしたか?

Aさん:

最初は「英語を頑張ろう」という気持ちはもちろんありました。

でも、それ以上に「仕事から解放された」という感覚がすごかったです。

それまで毎日仕事に追われていたのに、突然フィリピンに来て、会社にも行かなくていい。

天気も暖かいですし、日本より子どもが多くて、街全体に活気があるように感じました。

それまでの生活とはまったく違う世界に来たような感じでした。

今振り返ると、留学というより「長い休暇が始まった」ような気分になっていたのかもしれません。

「一晩だけ」のKTVが多いときには週4回に

――そこから、なぜ夜遊びが増えていったのでしょうか?

Aさん:

学校で知り合った人たちと食事に行ったり、飲みに行ったりするようになりました。

その流れでKTVにも行きました。

最初は本当に「せっかくフィリピンに来たんだから、一回くらい行ってみよう」という感じでした。

でも楽しかったんですよね(笑)。

そこから徐々に回数が増えていきました。

多いときには、週4回くらいKTVへ行っていました。

――週4回ですか。かなりの頻度ですね。

Aさん:

そうですね(笑)。

今考えると完全に行きすぎです。

でも当時は「今日くらいいいか」と思っていました。

それが何度も続いていました。

KTVでは1回約4,000ペソ使っていた

――お金はどれくらい使っていましたか?

Aさん:

1回4,000ペソくらいです。

毎回まったく同じではありませんが、それくらい使うことが多かったと思います。

――仮に週4回なら、単純計算で1週間16,000ペソですね。

Aさん:

そう考えるとすごいですね(笑)。

当時は1回ごとの金額しか考えていなかったです。

留学中なので、普段とはお金の感覚も少し変わっていたと思います。

KTVで英語を話して「これも勉強」と正当化していた

――勉強しないといけないという焦りはありませんでしたか?

Aさん:

もちろんありました。

でもKTVでも英語を使うじゃないですか。

だから、

「英語を話しているから、これも勉強になっている」

みたいに考えていました。

今考えると、自分が遊びたいことを正当化していただけだったと思います。

授業で習ったことを復習したり、単語を覚えたりする勉強と、KTVで英語を話すことは全然違います。

当時の自分は「英語を使ったこと」と「英語力を伸ばすための学習」を混同していました。

意外にも授業は一度も休まなかった

――夜遅くまで遊んで、授業を休んだことはなかったんですか?

Aさん:

それは一度もありませんでした。

どれだけ眠くても授業には出ていました。

そこだけは自分でもちゃんとしていたと思います(笑)。

ただ、眠い状態で授業を受けることはありました。

仲良くなったフィリピン人講師の方に眠そうな顔をみられて「Okay Sir?」と冗談でいじられていたのが懐かしいです(笑)。

――つまり、授業をサボってKTVに行っていたわけではない?

Aさん:

そうです。

授業には毎日出ていました。

でも、今考えると「授業に出席しているから大丈夫」と安心していたところもあります。

留学って、授業に出るだけじゃなくて、その後に復習したり、自分で勉強したりする時間も大事じゃないですか。

自分の場合、その時間が夜遊びに置き換わってしまいました。

夜遊びで失ったのは「夜の数時間」だけではなかった

――KTVへ行くことで、具体的に何が一番影響を受けましたか?

Aさん:

復習ですね。

授業自体には出ていましたが、夜に遊びに行けば当然その日の復習ができません。

しかも遅くまで遊んだ次の日は眠い。

授業には行くけど集中力が落ちる。

だから「KTVに行っていた3〜4時間だけ勉強できなかった」という話ではなかったと思います。

次の日にも影響していました。

そこは後になって気づきました。

帰国時のTOEICは780点。それでも「失敗だった」

――留学前はTOEIC580点ということでしたが、帰国時は何点でしたか?

Aさん:

780点でした。

――200点上がっています。それなら留学として成功だったとも言えるのでは?

Aさん:

確かに、点数だけ見ればそうかもしれません。

でも、自分の中では800点を目標にしていました。

それ以上に、「もっとできた」という感覚が強いんです。

2か月間、授業には一度も休まず出ました。

それで200点伸びた。

だったら、夜にちゃんと復習して、睡眠も取って勉強していたら、どこまで伸びていたんだろうと思います。

だから「まったく英語力が伸びなかった」という意味での失敗ではありません。

自分が使った2か月と留学費用に対して、できることをやり切らなかったという意味で失敗だったと思っています。

Aさんのセブ島留学はなぜ「失敗」だったのか

Aさんのケースは、「毎晩遊んで授業にも行かなかった」という典型的な失敗談とは少し違います。

実際には2か月間、一度も授業を休んでいません。

さらにTOEICも580点から780点へ200点伸びています。

それでも本人が「失敗だった」と感じているところに、この体験談の重要なポイントがあります。

失敗① 退職後の解放感をコントロールできなかった

Aさんの場合、留学直前まで厳しい労働環境で働いていました。

その反動から、セブ島へ到着したときに「勉強する場所」以上に「仕事から解放された場所」と感じてしまったといいます。

社会人留学では、学生時代の留学とは違い、退職や休職直後に渡航するケースもあります。

多くの社会人留学生をみていると仕事から解放された直後だからこそ、最初の数週間をどう過ごすのかは重要です。

失敗② 「授業に出ているから大丈夫」と考えてしまった

Aさんは授業を一度も休んでいません。

これは決して悪いことではありません。

問題は、出席すること自体が目的になってしまったことです。

英語力を伸ばすには、授業で学んだ内容を復習し、自分で使える状態にしていく必要があります。

夜遊びが増えることで、この復習時間が削られていきました。

失敗③ 「英語を話す=英語学習」と考えてしまった

パブやクラブなどの酒場でも当然は英語でコミュニケーションが必要です。

しかし、英語を使ってコミュニケーションを取ることと、体系的に英語力を伸ばす学習は同じではありません。

Aさん自身も、

「英語を使ったことと、英語力を伸ばす学習を混同していた」

と振り返っています。

これはセブ島留学中に陥りやすい自己正当化の一つかもしれません。

失敗④ 自分の意志力に頼りすぎた

Aさんは自由時間を自分で管理できる学校を選んでいました。

しかし、セブ島には想像以上に誘惑があります。

本人も留学後、

「もっと学校側がスケジュールを厳しく管理してくれるところを選べばよかった」

と話しています。

自由度の高い学校が悪いわけではありません。

しかし、自分で学習時間を管理することに自信がない場合は、学校選びの段階で生活環境まで考える必要があります。

Aさんに「もう一度セブ島留学するなら?」と聞いてみた

――もし留学前に戻れるなら、何を変えますか?

Aさん:

学校選びから変えると思います。

この経験で「自分は意志が弱いんだな」と分かったので(笑)。

意志力に頼らなくても強制的に勉強できる学校を探します。

門限があったり、強制自習があったり、平日はあまり遊びに行けなかったり。

留学する前だったら「そこまで厳しくなくてもいい」と思っていたかもしれません。

でも自分の場合は、自由にできる環境より、そのくらい管理してくれる学校の方が合っていたと思います。

セブ島留学で夜遊びに流されないための3つの対策

Aさんの経験から考えると、「自分は絶対に遊びすぎない」と意志力だけに頼るのはおすすめできません。

セブ島留学を英語学習のために利用するなら、最初から遊びすぎにくい環境を作っておく方が現実的です。

1. 平日の夜に予定を入れない

「週末だけ遊ぶ」「平日は学校と勉強に集中する」など、渡航前にルールを決めておきます。

特に最初の1〜2週間で夜遊びが習慣化すると、その後も同じ生活になりやすいため注意が必要です。

2. 授業ではなく「復習時間」までスケジュールに入れる

授業に出席することだけを目標にしないことも重要です。

例えば、

「17時に授業終了 → 夕食 → 19〜21時は復習→その後は施設内で過ごす」

というように、自習時間や自由時間まで留学生活の一部として予定に入れておきます。

3. 自己管理が苦手ならスパルタ校も選択肢にする

セブ島には、自由度の高い学校だけでなく、門限・強制自習・外出制限などを設けている学校もあります。

自由な環境でも勉強を続けられる人にとっては必要ありません。

一方、Aさんのように「自由だと遊んでしまいそう」と自覚している人には、スパルタ型の環境が合う可能性があります。

「自由な学校」と「スパルタ校」どちらが自分に合うか考えてから留学しよう

Aさんは3か月間のセブ島留学で、TOEICを580点から780点まで伸ばしました。

授業も一度も休んでいません。

その意味では、留学そのものが無駄だったわけではありません。

それでもAさん本人は、

「もっとできたはずだった」

と振り返っています。

セブ島留学では、学校選びや授業数だけでなく、授業が終わった後に自分がどう行動するかまで考える必要があります。

特に社会人の場合、「せっかく仕事を休んだのだから楽しみたい」という気持ちが出るのは不自然ではありません。

だからこそ、自分の性格に合わせて環境を選ぶことが重要です。

「自由な学校でも自分で勉強を続けられるのか」

「ある程度学校に管理してもらった方が勉強できるのか」

留学前に一度考えてみてください。

自分に合う学校が分からない場合は、留学期間・現在の英語力・予算・どの程度管理してほしいかを整理したうえで学校を比較すると選びやすくなります。

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社会人留学のすすめとは

私たちは、フィリピンのセブ島に移住して5年以上になるメンバーで運営しています。記事は、現地での実体験や豊富な情報をもとに制作しており、学生時代に留学を夢見た方や、社会人として英語が必要になったもののモチベーションが続かない方に向けて、短期セブ留学の魅力をお伝えしています。

「たった1週間でもセブ留学を通じて英語を学ぶきっかけを提供したい」という思いから、このサイトを立ち上げました。

本サイトが、フィリピンやセブ島への興味を高め、留学を通じて人生を前向きに変えるお手伝いができれば幸いです。皆さまが新たな一歩を踏み出すお役に立てることを願っています。

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