退職代行を使って会社を辞めたあと、「この先どうしよう」と不安に感じていませんか?今回は、退職代行を利用した20代男性が、セブ島留学を経て人生をリスタートした実体験をインタビュー形式でお届けします。海外に出ることで、自信と前向きな気持ちを取り戻したその経緯とは?
退職代行を使ったあとに感じた不安と迷い

—— 退職代行を使われた当時、どんな気持ちでしたか?
Aさん「もう限界でした。毎日終電で、土日もメール対応。上司からのプレッシャーも強くて…“辞めます”と伝える元気すら残ってなかったんです。退職代行を使ったことで一度リセットできたけど、やっぱり“この先どうしよう”という不安は大きかったですね。」
—— その後すぐに留学を決めたんですか?
Aさん「いえ、最初は何もする気が起きなかったです。ただ、SNSで“フィリピン留学 月10万円台で行ける”っていう投稿を見つけて、“今の自分でもできるかも”と思ったんです。旅行よりも『何か身につくこと』がしたかったし、英語も興味があったので、セブ島留学を調べ始めました。」
—— 英語は元々得意だったんですか?
Aさん「高校レベルまではなんとなくできたけど、会話なんて全然。でも“初心者OK”“日本人スタッフ在籍”って書いてあって、不安が和らぎました。」
セブ島留学中の生活と気づき

—— 留学生活はどうでしたか?
Aさん「初日は正直、帰りたくなりました(笑)。周りが元気すぎて…。でも授業がマンツーマンだったので、“自分のペース”で進められたのが救いでした。講師の方もすごく明るくて、間違えても笑ってくれるので、安心して英語を話せるようになっていきました。」
—— 放課後はどんな風に過ごしていましたか?
Aさん「同じように退職してきた日本人や、転職の合間に来た社会人の方と仲良くなって、週末はビーチやアイランドホッピングにも行きました。気づけば笑う時間が増えてて、“あ、自分はちゃんと生きてるな”って思えたんです。」
英語力と自信がついたその先に

—— 帰国後はどうされたんですか?
Aさん「留学中にカスタマーサポート系の外資系企業を見つけて、英語を使う仕事に応募しました。面接でも“セブ島で英語を勉強した”って話したら、『行動力あるね』って言われて、採用してもらえました。英語力もだけど、“動けた自分”に自信がついたのが一番大きいです。」
退職代行を使った人にこそ伝えたいメッセージ
—— 最後に、これを読んでいる人にメッセージをお願いします。
Aさん「退職代行を使うのは“逃げ”じゃなくて“守る行動”です。僕はそこから留学という選択肢に出会えて、自分を少し好きになれました。今、何も決まってなくても大丈夫。少しでも興味があるなら、セブ島という場所で、一度心と身体を休めてみてください。」