セブ島留学を考える社会人にとって、気になるのがフィリピン人の英語のクセ。
実は彼らの英語は「通じるけど、ちょっと違う」―でもそれこそが面白い!
この記事では、文法、単語、発音などのフィリピン英語の独自性を、実例付きでわかりやすく解説します。現地で戸惑わないためにも、留学前にぜひチェックしておきましょう。
フィリピン英語の文法はどこが違う?学習者が最初に驚く点
現在完了・過去完了がほぼ使われない
- ✅ フィリピン式:
I already ate lunch.
- ❌ ネイティブ式:
I had already eaten lunch before I came.
時制が簡略化され、「完了」を文脈や副詞(already, just)で補う傾向があります。
三単現のS?気にしない人も多い
- ✅ フィリピン式:
She go to work every day.
- ❌ 正式文法:
She goes to work every day.
これはタガログ語などに「人称変化」がないことが影響していると言われます。
助動詞・仮定法もかなりフラット
例:If I study hard, I pass.
のような「直訳的英語」になることもあります。
フィリピン英語の語彙はなぜ変?現地でよく聞く表現一覧
Comfort Room(CR)= トイレ
フィリピン全土で使われる「トイレ」の言い方。Where’s the CR?
は現地では常識。
Open/Close the light
電気のON/OFFを “open” や “close” と言うのは、タガログ語の「buksan/sarhan」からの影響。
Brownout = 停電
blackout(完全停電)とは異なり、短時間の電力遮断を指します。
Taglishって何?英語とタガログ語の“混ざり方”が文化そのもの
実際の例:
You go first na.
(もう行っていいよ)I’ll wait here lang.
(ここで待ってるだけ)
この“Taglish”表現は、柔らかさ・親しみやすさを表す文化的表現でもあり、現地の人と仲良くなる第一歩です。
発音も独特!でも日本人にはむしろ聞き取りやすい
音素 | フィリピン英語での傾向 | 例 |
---|---|---|
F → P | FとPの区別が曖昧 | Family → Pamily |
V → B | 日本人の発音に近い | Very → Bery |
TH → T/D | 舌を噛まない音へ変化 | Three → Tree / This → Dis |
社会人がフィリピン英語から学べる“通じる英語力”とは?
- ✅ 文法的に正しくなくても堂々と話す
- ✅ 多少崩れていても自信をもって伝える
- ✅ 相手に合わせて柔軟に話すスキル
これはむしろビジネス英語や実務英語でこそ必要なマインド。
「文法の完璧さより、伝わること」がフィリピン英語から学べる最大の魅力です。
まとめ:違いを知って、楽しむ留学へ
通じればOK!がフィリピン英語の本質。
“正しい英語”にとらわれすぎず、異文化を受け入れる視点こそが社会人留学の醍醐味です。
留学先で出会う“ちょっと変わった英語”は、きっとあなたの視野を広げてくれます。